「わくわくソーラーシェアリング・ファーム」が気候ネットワークのソーラーシェアリング小冊子に掲載紹介されました

気候ネットワークは、そのウエブサイトによると「地球温暖化による気候変動をとめるために『提案×発信×行動』するNGO/NPOです」。
そして次の5つのミッションのもとに活動しています。
1.世界の温室効果ガスを実質ゼロにする国際的なしくみをつくる
2.日本での持続可能な脱炭素社会・経済に向けたしくみをつくる
3.化石燃料や原子力に依存しないエネルギーシステムに変える
4.市民のネットワークと協働による脱炭素地域づくりを進める
5.情報公開と市民参加による気候政策決定プロセスをつくる

この度、その気候ネットワークから、「農地から食料とエネルギーの未来を:ソーラーシェアリング」と題した小冊子が発刊され、下記ウェブサイトでも公開されています。
その記事の中に、実践事例の一つとして「わくわくソーラーシェアリング・ファーム」が掲載されました。国内からは、静岡のお茶栽培におけるソーラーシェアリングのメリットを生かして海外でのお茶販売を急展開している株式会社流通サービス、神奈川県で農家カフェによる自家消費を組み込んだ地域密着型ソーラーシェアリングの小田原かなごてファームも紹介されています。
一方海外事例として、米国コロラド州の Jack’s Solar Garden とフランスの Sun’Agri が掲載されています。Jack’s Solar Gardenは隣接のアリゾナ州立大学(Agrivoltaics=ソーラーシェアリングの研究メッカ)の支援を受けつつ、またCSA(地域一体型農業)活動を展開するSprout City Farmと一体で米国に置ける小規模農業の活性化を強力に推進しています。
さらに、フランスのSun’Agri はワインやリンゴ生産とAgrivoltaicsの連繫のメリットを研究している農場です。
昨今の異常気象でフランスのブドウ畑は春先の低温や遅霜などで甚大な被害をうけており、膨大な量の蝋燭カンテラをブドウ畑に設置し火をともして霜被害を抑えようとする映像もTV等で目にします。Agrivoltaicsによる多少の日陰はブドウ栽培にも好影響を与えるとの研究は以前からありますが、それに霜のリスクの低減効果も加わり一層Agrivoltaicsがにわかに注目さています。

気候ネットワーク掲載ページ

気候ネットワーク企画の当方登壇ソーラーシェアリングWebinar動画
75分と長いですがソーラーシェアリング関係の情報満載です。

※全国ご当地エネルギー協会の小冊子での紹介記事